初めての中国列車での旅

中国雲南省の羅平に、世界一の菜の花畑を見るため行ってきました。飛行機で昆明に着き、そこから羅平までは初めての中国の列車の旅です。中国における列車は、長距離移動のための最も安い交通機関です。列車については色々な話を聞いていました。毎年旧正月には、何が何でも帰省すべく、ぎゅうぎゅう詰めの列車の「硬座」(その名の通り硬い座席)で24時間以上耐えるとか、下手すると立ちっぱなしとか…。走り出した時はまだ良いのですが、時間の経過と共にトイレが汚れて、恐ろしい状態になるのだとか。とにかく、中国らしい凄い乗り物だという話です。鉄道の旅への憧れがあり、また中国を理解するには是非一度乗らねばと思っていたのもあり、今回昆明から羅平にかけて、念願の中国列車に乗ってみることにしました。

移動の前日に窓口でチケットを購入できましたが、3時間半程で羅平まで行ける切符はすでに売り切れていて、私が手に入れたのは、遠回りして6時間半かけて羅平へ行く便のチケットです。当日朝早く駅に行くと、駅の構内はすでに人でごった返していて、発車時刻までに自分達の列車を見つけることができるか少し不安になりましたが、駅員に確認しつつ、自分達が乗るべき列車に無事たどり着くことができました。手元にあるのは格安ながらも指定席のチケットなのですが、見ると私と夫の二人分の席に、大柄のおじさんが一人でどかっと座っています。列車初体験の私は、こういう場合適当に他の席に座ったら良いものか、よくわからなかったので、とりあえずおじさんに話しかけてみることにしました。「ここは私達の席のようですが…。」するとおじさんは無言で自分の身分証のあるページを見せてきました。一瞬障害者手帳か何かかと思いましたが、どうも違うようですし、中国語も全部は読めませんし、もう一度聞いてみました。「ここは私達の席のようなので、他の席に移っていただけませんか。」するとおじさんは仕方がないといった様子で、席を移ってくれました。後で、後ろから見ていた主人が「あれは軍人で、何か特別待遇の人だったのではないか」と少し焦っていましたが、そのおじさんが再び戻ってくることはありませんでした。行き先が小さな田舎町だからか、車内は程良い人数で、その後は予想以上に快適に列車の旅を楽しむことができました。外の景色がどんどん変化していって、私にとっては6時間半の時間は全く苦になりませんでした。トイレも特に問題なくてホッとしましたよ。

今回はまた一つ中国の文化を体験できたということで、満足度の高い旅行となりました。もし中国列車に挑戦してみたいと思っている方がいたら、まずは数時間の便で試してみることをお勧めします。機会があれば、私は次回は思いっきり長い旅に挑戦してみたいです。

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