パスポートを持って行かれて少し焦りました

以前にオーストラリアのツアー旅行に参加したとき、添乗員さんに「パスポートは命の次に大切なものですので、絶対になくさないでください」といわれました。このとき以来、パスポートは盗まれることがないよう、かなり慎重になって持ち運ぶようにしています。しかしそんな自分を不安にさせる出来事があるとき生じました。それは東南アジアを旅行中、タイからマレーシアにフェリーで入国したときです。このフェリーは高速フェリーであり、運賃がやや高めです。そのため乗客のほとんどは地元の人ではなく、自分と同じような旅行者でした。そしてマレーシアの港に到着すると、どこからか知らない男性が乗客に近づいてきて「パスポートを渡してください」といってきたのです。

自分は絶対に嫌だと思ったのですが、同じフェリーに乗ってきて人たちは迷わずこの男性にパスポートを渡しています。この流れにのまれてしまい、自分もパスポートを渡してしまいました。そしてこの男性はパスポートを持ったままバイクでどこかへ行ってしまったのです。このとき自分の不安はピークに達しました。しかしフェリーの乗客は特に心配する様子を見せることなく、みなくつろいでいます。乗客は白人が多く、しかも英語ではない言語を話しています。恐らくドイツ、そしてフランスからの旅行者ではないかと思うのですが、もしパスポートが返ってこなかったら言葉の通じないこの国で、この人たちはどうするのだろうと心配になりました。

それから約30分後、パスポートを集めた男性が再びバイクで戻ってきました。そしてパスポートを開き、乗客の名前を呼んでいきます。名前を呼ばれた乗客はパスポートを受け取り、その後港を去って行きました。そして自分のパスポートも無事に返却され、ホッとしました。今回は何事もなかったわけですが、もし次回、他の場所で同じようなことを求められた場合、自分はかたくなにパスポートを渡すことを拒むかもしれません。

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