去年結婚し、イタリアに新婚旅行に行きました。

私にとっては初めてのヨーロッパ。旦那さんにとってはもう30回くらいでしょうか。世界中仕事で出張に行く彼にとってはイタリアはもはや行き慣れた街並みだったそうで、完全に案内をお願いする形になりました。とここまで聞くと、パーフェクトな旦那さんで、パーフェクトな新婚旅行と思うかと思いますが私達は新婚旅行の魔物を知らずにイタリアと渡ってしまったのでした。1日目から事件は発生。イタリアと聞き、最大限のオシャレをし、もらったばかりの結婚指輪をして手をつないで恋人気分で歩けるのかと思っていた私、イタリアに着いた瞬間から彼のチェックが入り、目立つ服装、目立つカバン(ブランドもの)は全て外して、なるべく目立たない服装に変えて、指輪もはずして、自分のリュックの奥底にしまってと言うのです。また人に話しかけられても無視をしろという指示。え?私達は戦場に来たのかな?と思うくらいの窮屈さを1日目から発揮してくれました。新婚旅行じゃないの?と心の中で何度も訪ねました。

今なら分かるのです。イタリアでのスリや強盗などは圧倒的に多いですし、世界中仕事で回る旦那さんが考えた自分の身を守る術だということを、ただ夢に見た新婚旅行、、、楽しいと思える時間とえっ?と思える時間の差がありすぎて正直2人でこの先やっていけるかな?と大きな不安を得た私。観光名所では携帯を禁止されもしました。盗られるからと。そこまで、、、

おかげであまり写真がありません。これまで何度も旅行に2人で行ってきたけれどこんなに気持ちの落ちる旅行は初めてでした。成田離婚とはよく出来た言葉だなと帰りのフライトで思いながら。

そんな苦い新婚旅行から半年も経つと、旅行など振り返る余裕もなく忙しい毎日に追われていますが、今なら旦那さんの気持ちが分かるような気がします。楽しさよりも社会的状況をあの時考えれば安全を第一に私の事を考えてくれたこと。楽しみにしていた新婚旅行で犯罪に巻き込まれたら元もこもないですからね。どちらかというと温室育ちだった私に世界のリアルな状況を見せてくれたこと、イタリアと聞いて心躍りすぎた私にも責任があったのだと理解出来るように。ちょっと旦那さんのやりすぎ感は未だに感じてしまいますがね。

これから先長い結婚生活のスタートがあえて、あまりいい思い出ではなかったことをいつか笑える時がくればいいなぁと思いながら、新婚旅行を振り返るのでした。

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