はじめて自分ひとりで海外旅行に行った時のことです。行き先は中国。都会部ではなく、シルクロードを3000キロほど列車で行くきままな旅でした。

もともとバックパッカーに憧れていたこともあり、行けるところまで行こうという行き当たりばったりな旅でした。

計画と言っても飛行機を取るだけ。あとは全て現地で決めるようにしましたが旅行者の人に言われて入ったのがお高い海外旅行保険。飛行機が7万円ほどなのに、2週間で2万円もする保険をすすめられました。

当時は保険の知識が無く、パッケージになったタイプのものだけを提示されて「この中から選ぶように」と言われました。そしてさすがに何かあったらまずいので、その中で一番安かった2万円タイプにしたのでした。

本当に貧乏旅行だったのでこの出費は痛く、やけくそで親に「私が旅先で死んだら5千万円入るからね」なんて話して出発したはいいのですが・・・。

憧れのシルクロード、黄河沿岸の街をゆっくり進む素晴らしい旅でしたが、帰る直前に体調を壊し3日間宿で寝たきりになりました。何かだるいし、熱もある。しかし何とか動くことができたのでノロノロと帰国の準備をしつつ過ごしました。

病院に行くという選択肢もあったのですが、田舎の街だったので不安だったのと、まさか大きな病気とは思わずでしたので持参したポカリスエットの粉などを頼りに帰国しました。

しかし帰国後も体調は戻らず、1ヵ月ほどおかしいと思いながら生活。そして高熱が出た日についに総合病院へ行きました。

するとなんと「急性のA型肝炎」と診断され、緊急入院をする羽目になりました。現地の水が原因ではないかということで、「おそらく現地にいた時からかかっていた、良く今まで1ヵ月も我慢しましたね」と言われてしまいました。

問題は、貧乏学生だったので医療保険などに入っていなかったこと。入院のベッド代や治療費は学生にはあまりにも高額で、遠方にいる親に頼らざるを得ませんでした。そしてその時、「あんた保険に入ったって言ってたでしょ」と言われ・・・。

後から調べると、中国の病院に行っていたら治療費は全額出ていたそうです。また帰国の際の補助などもあり、さすがお高い保険だけあって至れり尽くせりの内容でした。またA型肝炎などはアジアではよくある病気なので、注射針の衛生などに気を付けていれば十分に現地でも治療は可能だったと・・・。

それからバイト代は親に返す入院代に消え、次の夏休みは旅行に行くことができませんでした。今後は海外旅行保険に入ったら、ちゃんと使うようにしたいです。

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