私がヨーロッパ旅行をするのは、ほぼ毎年冬の時期でした。しかし、2月3月は霧が多く発生する時期で、そのためにイレギュラーな体験をすることになったのです。たいてい私は、AIR&HOTELを自分自身で手配して旅をしますが、その時は空港・ホテル間の送迎と到着時の半日S/Sのみ付いているという内容の、とてもお手軽な料金のパッケージがあり、そのパッケージに乗って行くことにしました。ただ、安いなりの行程で、往復とも南回りのAZ、往路はNRT→HKG→DEL→ROM、帰路はPAR→MIL(MXP)→ROM→DEL→HKGという気が遠くなるようなものでした。

そして、最初の問題が発生したのは、ローマの滞在を終えて、パリへ移動するときのことでした。パリに近づいて来た頃、機内アナウンスが、「霧のためにCDGへ降りることはできません。このままBRUへ向かいます。」と言っています。そしてそのままBRUへ。

予定外のベルギーに少しワクワクしたものですが、入国できるわけでもなく、そのままバスに乗せられCDGに入りました。CDG到着も大変遅くなり、疲労感だけの1日となりました。ただ、予定外のBRU空港にて、空港内にあった金色に輝くGODIVAのショップがとても素敵で印象的だったことをよく覚えています。そして、何事もなくパリの滞在を終え、また途方にくれそうな南回りでの帰路に入った日のことです。今度はパリからミラノ(マルペンサ)経由でまずはローマまで飛ぶ時、また霧のために問題が起きました。

ミラノではマルペンサ空港に降りられず、リナーテ空港を経由することになったのです。LINで降ろされてしまいましたが、TCのいない20名の私たちのグループは、誰も何をしてよいのかわからず、ぼんやりとただずんでいるだけでしたので、私が空港のスタッフに相談したところ、これからボストンから来るフライトがあるので、それに乗ってローマに向かうようにとのことで、何故か私が誘導する役目を引き受け、全員の荷物の数を数えたり、人数の確認をしたりした上で、そのフライトに乗ることができました。

そのあとは無事、予定通りのローマからのAZにて日本に戻ることができました。まさか、行きも帰りも霧で予定の空港に降りられないという体験をするとは思ってもいませんでしたので、本当に珍道中となりましたが、振り返ると面白かった、楽しかったという気持ちだけが残っています。旅はイレギュラーなことがあると、よけい思い出深いものになるのだと実感しました。危険を伴うことでなければ、ですが。

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